他人の感想なんか信じない。


今回思い知ったこと。





夏休みだし課題は山積みだしケンケンと一緒だしで、視聴はすっかり諦めていた宮崎監督の「風立ちぬ」。
視たいと積極的に思っていたなら事前情報は一切見ないタチなので、今回は端くれだけでも覗きたい根性で、喫煙報道だの、某大型掲示板のアレな感想だの、いろいろとみていたのだけれど、
夏休みは最後の日曜日、昼食にスパゲティを食べていた最中突然ヨーさんが、「いってくれば」と呟いたので行ってきた。
その呟きから上演時間まで一時間しかなかったから、口も効かないで用意に突っ込んで転がり込むように映画館に駆け込んだ。一時四十分からの上映スケジュールに一時五十分にチケットを取るという突っ込みさ加減。幸いど真ん中が一席空いていた。なんという幸運。
長い宣伝に感謝したのは今日くらいだと思う。




なんというか、

猛烈だった。




最初っから、最初のシーンから最期まで、全部ジェットコースターに乗ってるみたいだった。
目を放していいシーンがいっこもなかった。

なんだあれ。


息する暇がなかったよ死ぬかと思ったよころす気か。



間違いなく彼の最高傑作であると断言
少なくとも私の中では最高傑作です

聖書のタラントの教えそのものだな、と、高校時代の神父様の顔を思い出しました。

最初の協力だかの三菱商事の名前にごとっとむねに重いものが落ちましたが、吹っ飛びました。

いろいろ言われていた庵野監督の声ですが、ぴったりでした。
監督、犀川創平の声もよろしくお願いします、とかウッカリ思っちゃった。

背景!
背景の絵の凄まじさ!

雑踏!雑踏の人間のありえないアニメーション!
名探偵ホームズの警官がパトカーに乗るシーンとかね、あれを思い出しましたがありえない!

よく、こんな、こんなことを他人に仕事として要求できるな
とか、
よく、こんな要求に応えるよな・・・。
ジブリってオソロシイ会社だな・・・。て思いました。
軽井沢の別荘の足音とかな。

どんな映画だろう、とか何が言いたいんだろう、という思考が邪魔です。
視に行くなら全部あらすじを予習してから、視るときは受け止めるのに精いっぱいで行ったほうが良いと思います。

ああ、終わる、ラストだ、ラストだ、

お、終わった・・スバラシイー!!

短かったなあ!


ていうのが感想です。
全然時間を感じさせなかった。
凄まじい映画です。
本当に、余計な台詞もシーンも一切ありませんでした。ブラボオ。




歴史嫌いの人は、
NHKスペシャル「映像の20世紀」
映画「第3の男」
なんかをみておいて、

中学生の社会の資料で大正時代から太平洋戦争にかけての流れ

チャップリンの映画を何本か

を予習しておくとより良いかと思います。



黒川さんが素敵すぎるぜ

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