カルキ抜きしてバクテリアを入れてエアレーションで水を回して最低一週間。
それから丈夫そうな和金を一匹やっと購入しました。
夏休みが始まったばかりの土曜日のこと。
「まだまだまーだー?早く行こうよー」のケンケンを宥めつつ洗濯物を室内干しして出かけました。
空は重い鉛色。
車を進めるに従って空の色はますますどす黒く、
「うわーママ、ママ、でんでらがせまってきたよー」
とケンケンは心配そう。ノンタンの絵本で意地悪な雨雲が「でんでら でんでら」とやってきたことから、我が家では豪雨の前のあの黒雲をでんでらと言うのです。
「今にも降りそうだねー」と言うか言わないかでドロローン!と雷鳴が轟き猛烈な雨が降ってきました。
フロントガラスを叩く雨粒は5百円玉大で時速30キロでひーとか言いながらペットショップまで辿り着きました。
葵の仲間だと思われる、見たこともないくらい大きな花が駐車場に咲いていて印象的でしたよ。

雨脚が弱まってから、店の軒下のトロぶねで元気に泳いでいる小さい和金の群れの中から、「大きいやつあげような」とお兄さんが一匹掬ってくれました。
ノウハウ本で「金魚は揺れるのが嫌い。振動を怖がる」と読んでいたので、ケンケンは膝に金魚が入った袋を抱いてわくわくした顔をしていました。
お兄さんが金魚の入ったビニールにボンベから酸素をシューっと勢いよく詰めている様子が、テレビで魚を輸送準備する様子と全く同じだったので興奮して飛び跳ねていました。
気分は魚類運搬屋。
「ドバイにしゅっぱつーう♪」と上機嫌。

私はケンケンが喜んで嬉しかったけれど、果たして死なせずに育ててゆけるか不安いっぱいでした。

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