花子とアン

2014年7月2日 TV
朝ドラ花子とアンの花ちゃんのモデルが、赤毛のアンの翻訳者、村岡花子だということは皆知ってることでありましょう。
だってそれが宣伝文句でしたもんね。
ドラマのオープニングも、赤毛のアンが出てくるし・・・。

で、新潮文庫のアンのゆりかご、村岡花子の生涯、という本を手に取ってみたわけです。




おおおおおおおおおもしろーい!






もう、なんというか、この時代のビッグネームがごろごろ出てまいりますの。
おいおい。
なぜドラマに出さない?
エピソードも、いろいろてんこ盛りでございますよ。
おいおい。
なぜドラマでここぞと削ったのか。

テレビでは放送できない理由でもあるのか。
だいたい、・・・・・八重の桜でも思いましたけれど、キリスト教徒を主人公にしてキリスト教を書かないって、主人公の人格の8割否定するってことになるんだから、キリスト教を書けないならそもそもキリスト教徒を主人公にするな、と言いたい。(官兵衛も。)

女性の一代記のドラマを作成しているはずなのに、ずーっと温くて進展しないラブストーリーをやっているっていうのが本当にどうなのかと。
女性の人生って、ラブだけなのかと。
それも、能動的には許されない、周囲のいろいろな動きに動揺して傷心してぼーっとするだけの恋ってなんなのか。

女性参政権の運動もスルーされるんだろうな。
蓮さまのいろいろも駆け落ちスキャンダルがメインなんだろうな。

錚々たる聡明な女性が花子の周囲にはどんどん登場するはずなのに影も形も無いのはどうしてなのかな・・・。

きっと、次回のドラマの主人公は村岡花子、と決定したとき、関係者はわくわくしたでしょう。あれもこれもダメ、という現実が次々立ち現われて描きようが無くなった、という現状なんでしょうか。
子供時代の、バイタリティ溢れた花子ちゃんは、大人の事情で見るも無残な女性に貶められたと感じて虚しい限り。

そのかわり、この本読んでいてとても楽しいです。
お姉ちゃん貸してくれてありがとうね。

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