夏休みの始まりとともに始まった海洋生物の熱狂だったから、なんとなく、夏休みが終わったらこれもおしまい、という思い込みがあった。
そんな筈もなくケンケンは土曜日
「きょうはママはレッスンがないからショトカンいけますね」
と言い
「ママはかっこいいのを見つけたらぼくにおしえることよ、漢字は駄目なの。ひらがなの日本語を見つけるんだよ。それをぼくが読んで、借りる、おうけい?」
と真剣な顔で指図する。
先月借りた同じ本を結局借りて、への字口でぺらぺら読んでいる。
段ボールの壊したのを持ってきてクジラを模写しまくるケンケンである。

落書き帳にシャチを大小いろいろ描いているので、小さいのを指さして
「これシャチの赤ちゃん?」と尋ねると

「これはケンちゃんなの」
「これはパパなの。これがママなの。これがじいじなの」

「この端っこの、ほっそいのはだれなの?」

「これはひいばあ。腰が痛いから休んでいるの」

「・・・・・・・へえ」


リビングにあふれる紙屑と段ボール作品は増殖するばかり。

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