お父さんからのバラ

バレンタインデーでチョコレートを送ったら、
ホワイトデーにミニバラの鉢をいただいた。父に。

うちの父はわりとよく女性に花を贈る。
婚約時代に母に大輪のバラの花束を何度か贈ったと聞いたし、
子どもの頃母が長期入院した時は何度か花束を引っ提げて見舞いに行く父を見た。

でもびっくりした。

民俗、宗教に興味が強い社会科の先生で
無精ひげを生やして研究の為に大峰山に修行に出かけたり
鉈を下げて山仕事に勤しんだり
こっそり短歌作っていたり
お酒はザルだったり
やたらと声がでかかったり
縄文系の顔で眉毛も目も口も鼻も大きい

なんかそういう、父を形作っているいろいろな要素と雰囲気と
いつも主張しているイデオロギーであったり諸々

・・・・すべてのそういう父、て生き物と花束がどうしてもイコールでつながらないんで、実際彼が何度女性に花束を贈ろうと、
彼が花を買うところみると家族がびっくりするのです。

・・・・つながらないんだよ。


でもうれしいから頑張ってお世話をするんだが
私は生き物をお育て申し上げるのが下手くそ。
鉢植えはけっこうな数を枯らしてきたのでもうかわいそうだから鉢植えは置かないよ、と言いたいところ。
案の定、水切れ、根腐れはなんとかしないようにできているけど
いろいろと様子がおかしい。

で園芸店の店員さんに相談してみた。
「はいはい、葉っぱに白い粉みたいなのがふいているんですね。うどんこ病ですね。
黒いぶつぶつがあるんですね、黒点病ですね。
クモの巣みたいなものがついていて、緑色の小さいのが蠢いている・・・ハダニですね！」


うどんこ病で黒点病でハダニに侵されたバラに
勧められた薬をかけました。

元気になあれ。



てもこの薬、・・・劇薬。
農業用のマスクを着用、ゴム手袋をして周囲に気を付けて散布
気分が悪くなったら病院へと使用上の注意にあった。
それでも、お店の人には
「これかけて様子を見てくださいね。また発生したときにはまた別の薬を進めますので来てください。

一度かけた薬は二度とききません！」



いちどかけたくすりはにどとききません！



どこの聖闘士だよ。
虫ってオソロシイ

せいんと、って打って一発で変換したのにびっくりした！