木曜日のMちゃんは五歳になったばかり。
負けず嫌いで天邪鬼。
少しでも間違える恐れのある課題を出すと、サッと表情が暗くなります。
リトミック的な体を動かす要素の音楽表現も好きではなく、
幼稚園で習った歌を耳コピーで弾くのがとても自慢です。
注意をされるとぷいっと首を反らして拗ねたり
どうにかして自分のペースに持って行って、練習しないですむか、いつも目がきらきらっと動いています。頭の良い子です。
でも、宿題はきちんとやってきます。
たぶん、先生の前では、素敵に弾けるできるワタシでいたいのでしょう。
来た途端に機嫌が悪い時は、大抵課題がこなせていないときで、宿題を出すのも結構考えさせられます。できるだけパーフェクトにこなせる課題を毎週選ぶというのは、当然のことであり、教材研究のやり方を試されているみたいです。
もういま小学校高学年になり、ソナタ目前のNちゃんの小さいころに、とても似ています。免疫があるぶん、Nちゃんに感謝だ。
耳コピーをどんどん自らやるぶん、譜読みをしようとしない。
ので、技術的には楽勝だけれど、課題の一部をどりーむの導入から持ってきて、
最初の頃は心底嫌そうにやってましたが、伴奏やゲーム感覚などいろいろと誘って、やっと二巻まで漕ぎ着けたところ。
メリーさんのひつじ♪が出てきたので、喜ぶかな?と誘ってみたら、
「先生きらい!どうして、もう弾けるうたを、またさせるの?!」
とハッキリ抗議してきました。

あー、そうだね、Mちゃん、もうこれ両手で弾けるもんねー。じゃあ、アルプス一万尺にしようね!
…レベルの高いものは恐れるし、レベルの低いものは、バカにしないで!という態度です。
なるほどなー。

プライドを守るのは難しいですね。
でも、メリーさんは、何度も得意気に聞かせてくれた曲なので、本当、今更だったかも・・・。ごめんなさいMちゃん・・・。

リズム活動や初めての表現などはケンケンを巻き込んで、順番こにやるようにしています。
ケンケンの見本を一回見ると、
「ふふん、そんなの、わたしだってできるわ!」
と安心して取り組んでくれるので
助手的ケンケンに感謝しています。

それにしても警戒心の強い子です。
負けるな!とか間違えるな!とか、言われているのかなー?
抱きついて来たり、とてもしっかり挨拶してきたり、お手紙書いてきてくれたりするので、嫌われているわけではないようです。
和音聴音の体ジャンケン、もうちょっと、体全体でばーんとやってくれるといいんだけどな・・。恥ずかしいのかな?

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