園児生徒続々

2012年10月17日 お仕事
4歳の女の子がわが教室に入会してくれました。
私のピアノ講師歴初の就学前児童ということで、ど緊張!
大学在学中の発達心理学や幼児の音楽教育の本だのリトミックの本を引っ張り出して、赤ペン握って再格闘しました。
しかし実践はやはりキビシイなり~。
ひとり入会したら、そのママ友達の知り合いの知り合いの知り合いってかんじで芋づる式に気づけば四時台は園児専用時間みたいになっています。
いろいろグッズなんかも借りたり買ったりして試してみたのですが、
幼稚園児のみならず、やはり子供に効くのは体当たりの手作り道具なのだと思い知りました。
画用紙とマッキーを駆使して、リズム練習や音高理解の教材作りに勤しむ日々です。クレヨンで原色を塗っていく喜びは懐かしい。
音価の理解は本当に難しい。
皆さんどうしてらっしゃるのか尋ねたいです。

ぴあのどりーむの優れた面も再認識。
弾きたがる子はどうしても、ちょうちょとかほたるとか、耳で知っている歌を練習したいのですが、それを先行してしまうと、読譜がおろそかになってしまう。
音符の理解という点で、ぴあのどりーむは本当に素晴らしいとおもいます。
でも、初期はドだけ、とか退屈な道のりが長い。
市販のものを探すと、生徒が弾きたがる曲の楽譜は左手がcを5の指で押さえるポジション、右手がc2を1の指とするポジションで弾く初期教材が多くて、結局手書きが頼りです。
cを両手共通の1の指で押さえて、苦手になりがちなヘ音記号のc、h、a、g、・・・と覚えていくのは本当にわかりやすいと思いますが、右手c2の楽譜って本当に多いですね。どりーむも順調に進んでいけば、すぐにc2に至るので、そこまでいかに退屈させずに導くのかが教師の腕なんでしょうか。
かえるのうたは不動の人気ですね。
ほたるも、意外と好きな子が多い。
メリーさんの羊も難しいのに耳コピーですぐに弾けるようになります。
耳慣れないどりーむの曲をこなしていくのに難色を示す生徒がひとりいますが、どうにかこうにか、導入に挿絵を物語にしたり、歌詞をでっちあげて歌ったりと試行錯誤の毎日です。
こうして人間はものを認識するのか、
こういうふうに褒められると嬉しいのか
こんな些細なことでこんなにもシュンとしちゃうんだ
などと、4歳、5歳の幼児に直接触れ合える貴重な機会に恵まれて、発見することが本当に多いです。小学生の生徒に「先生優しくなった」とか言われました。
今の課題は叱り方です。
永遠のテーマです。

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