たまご

お母さんからタマゴをもらった。
赤たまごで、でも鶏のものでないのかひとまわり小さいかわいいのを。
それをゆで卵にしてつるりと殻をむいて
塩をふってぽくりと食べた
その感覚が妙にありがたかった。
黄身があまくておいしいなあと思ったとき「ウーウンー」と非難がましいケンケンの寝言で目が覚めた

なんだ夢か


それで無性にゆで卵が食べたくなったけど、ケンケンがそれだと食べないし、お弁当に入れ辛いので、いつもの葱入りごま入りのだしまきにした。





今日はケンケンがお昼寝の隙をねらって要らないカレンダの裏にたくさん落書きをした。
三月に合唱団が舞台を踏むのに、教会を描いてくれと言われている。
それでずっとその図画工作の宿題に頭が苦しめられている。
一体完成できるのか
いつ描けるか
金曜日からレッスンが始まるので、もう今週中にめどが立てられなければ無理になる。
そういうわけでカレンダの裏に聖母子像を描いた
二年近く絵を描いていないので苦しい作業だった
以前は紙に向う前に鮮明なイメージが出来上がっていて、そのままそれを紙の上にあげるだけの作業だったのが、もやもやと定まらない映像をたくさんの線をひっぱってなんとか形にしようとする悶絶


くるしい


だいたい形にするのに何枚か費やした
清書はなんとかなるかな


ケンケンがけっこう長い間起きないので作業を放棄して読書に逃げる
子規から山頭火へ
という題目の、博物館企画のパンフレットだった
三月の連休、松山に旅行に行く企画が持ち上がっている
いいなあ
合唱の本番が終わったら松山を勉強しなきゃ



夕方洗濯物を入れていたら雹が降ってきた
朝から風が吹き荒れて寒いと思っていたけど
まったく寒い
今夜は湯たんぽをいれよう